第73回朝日広告賞で小型広告賞を受賞!
~若手クリエイターの挑戦と、FMXのチーム力が生んだ成果~
FMXが企画制作を行った新聞広告が、第73回朝日広告賞 一般公募の部において、小型広告賞を受賞しました。本企画は、新潮社を広告主とし、「新潮文庫による新しい読書体験の提案」を課題として制作を行ったものです。担当したクリエイティブメンバーは、デザイナー 市原雅章、コピーライター 井堀遥・松井一紘の3名です。
デジタル社会に生きる若い世代に、読書の楽しさや魅力をどう伝えるかという課題に対して、市原は「紙の本」とは対照的な存在であるスマートフォンに着想を得ました。通知やエラーなど日常的に感じる「ちょっとした不便さ」をあえて表現に取り入れ、「本には、それがない」という快適さや気楽さを、シンプルかつユーモラスに伝えるクリエイティブに落とし込んでいます。ストレートなメッセージ性と表現のわかりやすさが審査員にも伝わり、今回の受賞につながりました。

今回の挑戦は、若手クリエイターにとって自身の実力を試す貴重な機会でもありました。裁量のある環境の中で役割を分担しながら、約1ヶ月で100案を超えるアイデア出しを重ね10点以上の作品を応募。アイデアと表現を戦略的に追求しました。
また、FMXならではのチーム力も今回の受賞を支えた要素だと考えています。部門や役職を越えたフラットな連携が当たり前の文化が、スピーディーかつ密度の高い議論とクリエイティブを実現。デザイン、コピー、プランニングが互いに補い合いながら、短期間で質の高いアウトプットを生み出すことができました。
若手メンバーからは「案を数多く出すことの大切さを実感できた」「クライアントワークにも生かせる経験だった」との声が聞かれ、挑戦し続ける重要性とFMXのクリエイティブ力の可能性を再認識する機会となりました。 今後も、若手を含めた多様なクリエイターが挑戦し続けられる環境づくりを大切にしながら、企業や社会の課題解決に寄与するクリエイティブを追求してまいります。
朝日広告賞について
広告文化の発展を目的に、今の時代のすぐれた新聞広告を顕彰する広告賞で、1952年に創設されました。 紙面に掲載された広告を対象とする広告主参加の部と、若きクリエイターが腕を競う一般公募の部の2部門があり、各界を代表する審査委員たちによって厳正なる審査が行われます。 今年の一般公募の部では1,635点の応募作品からそれぞれ入賞作品が決定しました。
朝日広告賞公式サイト
■受賞の詳細はこちらからもご覧いただけます。
第73回 朝日広告賞 入賞作品一覧
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