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アジア最大級の広告祭 ADFEST 2026の「Fabulous Five」で、FMX Creative部門・田島凪が観客賞を受賞 ~ショートフィルム『In The Cloud』を初公開~

株式会社FIELD MANAGEMENT EXPANDのCreative部門ディレクター・プランナーの田島凪(たじまなぎ)が、2026年3月19日(木)〜21日(土)にタイのパタヤで開催された、アジア最大級の広告祭 ADFEST 2026の「Fabulous Five」にスピーカーとして登壇し、観客賞を受賞しました。
会場では、ADFEST 2026のテーマ「Human+(ヒューマン・プラス)」に沿って制作されたショートフィルム『In The Cloud』が初上映されました。
作品情報
作品名 : 『In The Cloud』
受賞 : <FABULOUS FIVE>POPULAR VOTE(観客賞)
受賞者(脚本・演出) :田島凪
プロデューサー:松本剛智
プロダクションマネージャー :佐々木奏音
~あらすじ~
自分の葬儀中に目を覚ました主人公ハルキ。
過去の記憶と繋がるエレベーターで、思い出を遡っていく。


プロダクションノート
【受賞コメント】
この度は、Fabulous fiveへの選出、また観客賞をいただくことができ私にとって、とても大きな経験をさせていただきました。
制作へのご協力、そして温かい応援をいただいた多くの皆さまに心から感謝を申し上げます。
『In The Cloud』はテーマとしては重いですが、暗いストーリーではなく、むしろ未来のお話です。
脚本段階から制作までの間は、「死」について自分なりに深く考えた期間でした。 考えれば考えるほど、暗いものではないと思いました。
もし今私がいなくなっても、私の行動、会話、出来事一つ一つが誰かの何かに続いていく。
そう思うと、作品や映像を作ることも、人と話し関わることもどんな小さなことでも意味があるような気がしました。
そんなことを考えながら今作を創っていくなかで、また新たに多くの方々のアイデアや考え方を知ることができました。
今回の作品のみならず、今後もなにかを創っていくうえで忘れたくはない感覚を得たことが何より良かったと思います。
重ねてのお礼となりますが、このような制作の機会をいただきありがとうございました。
【企画意図】
明確に描いてはいないですが、ハルキは自ら命を絶った若者です。
私の身近にいた友人も命を絶ちました。
急に?どうして?
あんなに楽しそうに見えていたのに。
普通だったのに。
人との繋がりは太く見えても脆かったり、細くても意外と強かったりするものです。
見る人によってはハルキは愛され、満たされていると思います。
でも、死には必ずしも大きなきっかけがあるわけじゃない。
本作品内のハルキのことも、残された家族や友人が助けてあげられなかったなんて悔やまないでほしくて、家族の「ごめんね」の台詞も入れるべきか悩みました。
でも彼の存在があったから作られた未来があります。
人間は小さく弱い存在です。
小さなきっかけかもしれなくても、心の底からわかってあげられなくてもこの世で出会えたことを忘れないでおきたい。
そう思って生きている人がいるということだけでも、お伝えしたいです。
【作品のこだわり・みどころ】
今回、感情移入がしやすくなるようにハルキの視点で過去の記憶を見るPOV(Point Of View)と呼ばれる一人称視点での撮影方法に挑戦しました。
POVは単調になりがちですが、カメラマンやプロデューサーと相談し、最初の葬儀のシーンと18歳のハルキが部屋に帰ってくるシーンはレンズを変えるなど、映像自体に深みが出るように撮影を工夫しています。
また、クリスマスツリーに執着があるハルキという人物を表現するため、ツリーを映像内のいたるところに少しずつ出しています。
細かいですが、エンドロールで映る大人になったタツヤの家にあるツリーにも変化を入れたりしているのでぜひ注意して見てみてください。
【撮影期間のエピソード】
ラストカットのタツヤの家の中のシーンです。
予算的にもいっぱいいっぱいでそのシーンにプロップが入れられず、自分の家にあった小物や手伝ってくれたメンバーの私物でなんとか乗り切りました(笑)
結果としてめちゃくちゃいいルックになってよかったなと思ってます!
こういうこともあるんだなと、日頃から可愛い小物を収集する口実ができました。
【Fabulous Fiveに選出されたときの感想】
素直に嬉しかったです!
実は昨年も脚本を応募していたんですが通らず、悔しい思いをしていたので今回映像化できたことをとても嬉しく思っています。
【今後どのような作品に挑戦したいか】
脚本を書いたりストーリーを作ることは好きなので、映像や実写に限らずとも、お話を作り続けたいです。
ショートアニメやストーリー性のあるMVなどにも挑戦していきたいです。
田島凪監督プロフィール

Director / Planner
田島凪 Nagi Tajima
♦Introduction
2001年生まれ。
2023年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後、FIELD MANAGEMENT EXPAND ・Creative部門に入社。
アニメーションや人形劇など、シュールでクラフト感のあるプロジェクトを得意とし、ディレクター、アニメーター、イラストレーターなどを担当している。
◆プロフィールページ
https://cr.group-fm.com/tajima/
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ADFEST概要
詳細はアジア太平洋広告祭(Asia Pacific Advertising Festival、通称ADFEST)は、1998年に創設されたアジア太平洋地域最大の広告祭のひとつ。
28回目となる今年は3月19日(木)〜21日(土)にタイのパタヤにて開催されました。下記ページでもご覧いただけます。
ADFEST公式サイト
ー「Fabulous Five」とは
「Fabulous Five」は、アジア太平洋および中東地域の若手CM監督にとっての登竜門とされ、毎年4人を選出していた「Fabulous Four」が、過去に選出されたディレクターの活躍が目覚ましいことから、5人を選出するプログラムとして2019年にリニューアルされたものです。
同コンペティションでは、ADFEST 2026のテーマ「Human+(ヒューマン・プラス)」に沿ったショートフィルムのスクリプトを募集し、ADFESTのFilm Craft部門とNew Director部門の審査員による審査を経て、実際に映像制作を行う5名が選ばれます。
今年は、アジア太平洋地域の5都市から応募があり、田島凪を含む5名のスクリプトが選出されました。