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2026.09.28

FMX社員インタビューシリーズ『FMX’s EDGE』Vol.2 硬いお題も「ポップで温かみのあるシュールさ」で身近に。課題解決に寄り添う独自のクラフト流儀 ——Creative部門 田島凪

『FMX’s EDGE』は、FIELD MANAGEMENT EXPAND(以下、FMX)の社員を「多様な専門性を持つクリエイティブプロフェッショナルの集合体」と捉え、肩書だけでは見えない「仕事における個の徹底的なこだわりや独自の視点」=EDGE(エッジ)を深掘りするインタビューシリーズ。
第二回目は、Creative部門ディレクター・プランナーとして活躍し、さらにアニメーター、イラストレーターとしてもマルチな才能を発揮する田島凪に話を聞いた。

大学でデザインを学び、2023年に新卒入社した田島。シュールでクラフト感溢れる企画を得意とし、自らアニメーションも描き上げる新世代のクリエイターだ。
若手ながら「ADFEST 2026」で受賞をするなど頭角を現す彼女のすごさは、単に奇抜なものを作る尖り方ではない。クライアントの課題に寄り添いながら誰もが親近感を持てる「かわいらしくて少しクスッと笑える世界観」へ昇華させる演出力にある。ターゲットの心を捉えて離さない、独自の視点について語ってもらった。

アニメ作画も好きだけど、何よりボルテージが上がるのは「撮影現場」

ーー田島さんは映像ディレクター/プランナーとしての業務を中心に、時にはご自身で手描きのアニメーションまで手掛けられていると思います。まさに役割の枠を超えてマルチに活躍されていますが、制作のなかで特に熱量が高まるのはどのような瞬間ですか?

「アニメーションの作画も好きな作業ではあるんですが、やはり一番ボルテージが上がるのは撮影現場ですね。撮影当日だけでなく、準備をしている段階からすでにワクワクしています。机の上で行う作業も好きですが、私はあくまで映像ディレクターなので、現場で色々なスタッフを巻き込みながら形にしていく瞬間に一番の楽しさを感じています。」

自分のなかに宿る「子供の頃からのお気に入り」と、親しみやすさを翻訳する脳内

ーー田島さんはクライアントの意図を汲み取り、誰もが親しみを持てる愛らしい表現に翻訳するのが本当に上手ですよね。そうした独自の引き出しを増やすために、日頃のインプットで意識していることはありますか?

「意識的なインプットはしていなくて。どちらかというと、幼少期から絵本やシュールなギャグ漫画が好きだったので、その影響が大きい気がします。昔から自分の中に蓄積されてきた大好きなものがそのままアイデアのベースになっていて、企画の際も演出としてそのシュールな要素を入れることが多いですね。
また、ネットミームの文化も好きなので、“分かる人には分かるネタ”を企画のフックとして落とし込んだりもします。主軸はあくまでクライアントの課題解決ですが、見た人が楽しく、理解しやすくなるための独自のアクセントとして散りばめています。」

『スキムミルクたいそう』に見る、視聴者を引き込む「遊び心」とものづくりの流儀

ーーその田島さんならではのこだわりが形になっているのが、代表事例でもあるJA全農 スキムミルクのPR動画 『スキムミルクたいそう』かと思います。クライアントからはどのようなオーダーがあって、あの形に辿り着いたのですか?

スキムミルクたいそう:https://youtu.be/k2oobMpx-O4?si=NcI1nD0Lmf-k55nW

「最初は『前年度からのマッチョというモチーフを活かし、スキムミルクの製造工程がわかる動画を作ってほしい』というお題でした。オリエン段階で周囲と『体操番組風にしたら面白いよね』と盛り上がり、そこからはトントン拍子に進んでいきましたね。
動画内のロゴは他のデザイナーさんにお願いしつつ、今回は特に自分ならではのこだわりを詰め込みたくて、イラストは自分で作画しています。元々子供向けの教育番組を見るのが大好きで、その世界観が身体に染み付いていたからこそ、今回のユニークな作品として形にできたんだと思います。」

ーー演出面や撮影では、どのような工夫をされたのでしょうか?

「教育番組の質感を出すためテレビ局のスタジオを借り、バラエティ番組専門のスタッフ陣を迎えて“60フレーム”での撮影にこだわりました。普段の広告とは違うチームで手探りでしたが、現場のノリでカットが次々と決まるライブ感は新鮮でしたね。
マッチョが途中でへたれちゃうシーンもあえてそのまま活かし、クラフト感を徹底的に残しました。編集でも全員でテロップや尺を本気で追求したからこそ、最後まで飽きさせない作品になったと思います。」

ーーこういった自由なクリエイティブは、FMXの環境だからこそ実現しやすかった、という側面もありますか?

「それはすごくあります。FMXはプロデューサーや制作スタッフとの距離が近く、今回も何かと気軽に相談できました。デスクで企画を考えていると、先輩から『また変なのやってるね(笑)』と声をかけてもらえたり、個人のこだわりを面白がってくれるカルチャーがありがたいです。周りの皆さんも枠にはまらず、『魅力を最大化するためにどうアプローチするか』を追求するクリエイターばかり。オフィス内で心地よく意見を交わし合えるので、みんなでワイワイと形にしていけるこの環境がすごく好きですね。」

アニメーション業界全体を盛り上げ、その先に見据えるこれからの展望

ーー『ADFEST 2026』での受賞、おめでとうございます!若手ながら素晴らしい実績を積まれていますが、今後挑戦したい表現や、目指すクリエイター像を教えてください。

「自分も描くからこそ痛感しますが、アニメーションは工数が多く、制作人口も限られています。今の私が言える立場ではないかもしれないですが、より多くの人の目に触れる広告という場で、クローズになりがちなインディペンデントな作品にもっとスポットライトを当てていきたい。作っている方々をすごくリスペクトしているので、一緒に業界全体を盛り上げていきたいというのが奥底にある想いです。だからこそ、イラストは描き続けながら、将来的には実写とアニメーションを融合できるディレクターを目指したい。あとは、アワードへの挑戦や企業の課題解決は勿論ですが、世界観の設計からトータルで手掛けるようなブランディングにも興味があります。『何が足りていなくて、どう関われば解決できるか』を突き詰めるのが楽しいので、独自のクラフト感を武器に表現の幅を広げていきたいです。」

ロジックの先にある「ビジュアル発想」の田島凪のEDGE

ーーFMXにはロジックから企画を組み立てるクリエイターも多いですが、田島さんの作品はパッと目を引くビジュアルのフックが印象的だと思います。「課題解決」と「自分ならではのクラフト感」のバランスをどう捉えていますか?

「入社当時からロジックやコピーの大切さは学んできましたし、提案時もチームでしっかり話し合います。ただ、私の場合はまずフックになるビジュアルを最初に見つけるほうが企画を膨らませやすいし、思考のスタート地点にビジュアルがあることが自分ならではの強みだとも思います。根底には、広告らしさに終始してクラフト感が消えてしまうのが嫌だなという想いがあります。だからこそクオリティは勿論、『クラフト感』を一番大事にしたい。そう思う原点には、昔から見ていた絵本や教育番組、大学時代の友人たちの素晴らしい作品があります。自分が吸収してきた大好きな要素を活かし、課題解決に繋がるものづくりをこれからも続けていきたいです。」


FIELD MANAGEMENT EXPANDについて

FIELD MANAGEMENT EXPAND(以下、FMX)は、クリエイティブを基点に、クライアントの事業成長に貢献するプロフェッショナルの集合体です。
コンサルティング、エージェンシー、イベント&カンファレンスの3つのサービス領域において、多様な専門性を持つプロフェッショナルがクライアントに伴走し、最適なチームとソリューションをアジャイルに提供します。
「想像を超える創造。」を理念に掲げ、営業・マーケティングなどの顧客体験(CX)領域におけるコンサルティングから、コミュニケーション領域の企画・制作、イベント・カンファレンスの実行まで、幅広いサービスを展開しています。

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